ウェルビーイング思考 副腎疲労との闘い

副腎疲労症候群からの回復と善き日常を目指す記録

副腎疲労症候群と休職 - 休職の手続きや休職中の過ごし方など

この記事では、副腎疲労症候群での休職の手続きってどうすればいいの?休職中どんな過ごし方をすればいいの?といったややデリケートな話題について、私の経験をもとに紹介します。

副腎疲労症候群による休職の手続き

副腎疲労症候群による休職についてはネット上にほとんど情報がなく、みなさんどうしているのだろうか…と私も興味があるところです。

休職については所属組織のルールによるので一概には言えませんが、診断書が必須になるのはどこも同じだと思います。診断書は以下のように入手できるのが理想だとは思います。

  • 副腎疲労症候群を専門に診ている病院で、副腎疲労症候群という病名で診断書を出してもらう

ただし、「本当に副腎疲労症候群?別の病気でないかまず検査しよう。私がした検査とは」に書いたように、副腎疲労症候群は病気として認められた症状ではありません。所属組織によっては休職の理由として認めてもらえないこともあるでしょうし、金銭的に副腎疲労症候群の専門病院へ通院することが難しいケースも多いと思います。私はまさに後者の状況でした。そこで、私が取っていたのは以下の方法です。

私の場合は、副腎疲労症候群とわかる前に心療内科で「身体表現性障害」と診断され、この病名で診断書を出してもらっていました。他にも「心身症」などと診断された方もおそらくいらっしゃるのではないでしょうか。いずれも、心の問題が身体に現れた疾患ということですね。これは別に症状を偽って休職しようとしているわけではなく、現在の日本の保険診療では、副腎疲労症候群は「心の問題が身体に現れた疾患」として診断する以外に方法がないということです。実際、副腎疲労症候群は単に食事や栄養摂取の問題だけでなく心の問題が関わっている部分もありますので、誤った診断とは言えないと思います。あるの症状をどの観点から見ているかによって、副腎疲労症候群と言われたり心身症と言われたりするだけのことです。

ここで一つ注意しておきたいのは、心療内科の選び方です。心療内科は本当にたくさんあり、どの病院に受診しようか悩みますよね。心の疾患として休職する以上、定期的に通院する必要がありますので、副腎疲労症候群からの回復に寄与してくれる病院を選ぶ必要があります。選ぶポイントはとにかく以下につきます。

  • 患者自身が、投薬治療をしないことを選択できること

患者自身が「薬に頼らずに治したい」と意思表示ができ、その意思を医師が尊重してくれ、カウンセリングなど投薬以外の治療法を提供してくれる心療内科を選びましょう。たとえば以下の病院のようなスタンスのところです(私はこちらに通院したことはありませんが、参考までに)。

心療内科の多くは(少なくとも私が通院したことのあるところのほとんどは)、「とりあえず薬、出しときましょうか」とやたらと精神安定剤睡眠導入剤などを処方してくるところが多いです。副腎疲労症候群の場合、これらの投薬治療はまったく効果がありません。症状を悪化させる恐れすらあります。私自身まったく効果がありませんでした。なぜなら、根本的な問題に対処していないからです。副腎疲労症候群によって生じる精神的な不安定さや不眠症状などは、体内の環境の悪化から来ているものがほとんどです。体内の環境の改善をせずにただ目先の症状を薬で抑えても、効果がないのは明らかでしょう。

もちろん、あまりにも症状が深刻で医師が投薬が必須だと判断するような場合は話は別です。しかし、副腎疲労症候群で投薬が必要な状況はほぼ無いのではないかと思います。私も当初、言われるがまま投薬治療をしていましたが、フィシオエナジェティックの施術家に薬はやめたほうが良いと言われ、病院を変えて即やめましたが、まったく問題ありませんでした。

休職中はどんなことをして過ごすべきか?

うつ病の場合の休職中の過ごし方についてはネット上にもちらほら情報が載っていますし、心療内科でアドバイスを受けることもできますが、副腎疲労症候群の場合休職中どのように過ごしたら良いのかわからないですよね。以下、私の経験から言えることを書いてみたいと思います。

体調がつらければ無理をしない

休職を始めた直後は、体調がつらくて動けない日もあると思います。体が動かないときは体からの「休みなさい」というサインだと思って、とにかく安静にしていましょう。

私も最初の数カ月は、身体をひきずるように病院の検査を受けに行くか、家で寝たきりの状態かのどちらかでした。動けないときは寝転がってDVDを見たり、本を読んだりして過ごしていました。

日記などライフログを取る

自身の体調を経過を客観的に見られるので、日記を書くことをおすすめします。長く書く必要はまったく無く、私の場合は以下のことを箇条書きで書くようにしてきました。続けられる範囲で無理なく書くのがポイントです。

  • 「その日にできたこと」を三つリストアップする(どんな些細なことでも必ず三つ書くのがポイント)
  • 「その日の良かったこと」があれば数点リストアップする
  • その他気づいたことがあれば書く

この書き方は、以下の本を自分なりに多少アレンジして行き着いた方法です。

1日5分 「よい習慣」を無理なく身につける できたことノート

1日5分 「よい習慣」を無理なく身につける できたことノート

また、私の場合胃腸の調子と不眠症状がとにかくひどかったので、スマホアプリで排便と睡眠のログを記録するようにしてきました。それぞれ、ウンログ社の「ウンログ」「オハログ」で記録しています。

日々の生活をログとして記録しておくと、「当時よく苦しめられたあの症状、最近出なくなってきたな」とか、「これをやったあと、体調良いな(悪いな)」など、体調の傾向がわかることもあってとても役立ちます。

食事制限と栄養摂取はきちんと。ただしストイックにやりすぎない

副腎疲労症候群からの回復で重要なことの一つが、食事制限と栄養摂取(サプリメント摂取)です。副腎疲労症候群の専門医やフィシオエナジェティックの施術家からのアドバイスを守りきちんと取り組むことも重要ですが、食事制限によってストレスが溜まってしまうのも良くありません。食事制限がつらいときは、少しはハメを外すことも必要と思います。

私の場合は、ときおり家族で外食したり、パンがどうしても食べたいときは米粉パンを買って食べたり、たまに大好きな餅を食べたり、つらくならないようバランスを取るようにしていました。

マインドフルネス瞑想をする

近年注目されているマインドフルネスですが、副腎疲労症候群で休職してから、私もできるだけ毎日やるようにして習慣化してきました(毎日はなかなかできていないですが、週3、4日程度)。

副腎疲労症候群に即効的な効果があるものではありませんが、個人的な印象としてはマインドフルネス瞑想はぜひやったほうが良いと思います。つい仕事のことや将来のことなどを頭の中でぐるぐると考えてしまうことがよくあるのですが、マインドフルネス瞑想を続けていることで「ああ、今このことを不安を感じているんだな」とか「今、あれこれ悩んでいるな」と、自分の頭の中で起こっていることを不思議と観察できるようになってきます。自分の思考や感情に対して、徐々にうまく対処できるようになり、副腎疲労症候群になりにくいマインドセットを構築することができるのではないかと考えています。

私は以下の本を参考にしてマインドフルネス瞑想を始めました。

運動は少しずつ

副腎疲労症候群の治癒に取り組んで数カ月で、多少の回復を実感するのではないかと思いますが、そのタイミングで運動したりすると結局またダウンすることになります。私は休職後3カ月くらいのとき、かなりの体調の回復を実感し、プールに泳ぎに行ったのですが、その後2週間近くほぼ寝たきりで動けない状態になりました。。。近所の散歩くらいから少しずつ始め、散歩の習慣がついてから、体調と相談しながら徐々に運動量を増やしていくのが良いと思います。

一人カラオケに行く

私はもともとカラオケが好きなのですが、体調の良いときは一人カラオケに行っています。一人なので気兼ねなく歌えますし、歌った後はとてもスッキリした気分になれ、身体も軽くなったような気分になりおすすめです。

以下の記事にもあるように、カラオケは科学的にも心身の健康に良いことが明らかになっているようです。ぜひ定期的に歌いに行ってみてください。

style.nikkei.com

自然に触れる、自然の多いところへ行く

身体がそこそこ動くようになってきてから、自然に触れる、自然の多いところへ行くことを意識してやっています。ひどい不眠症状に悩まされているのですが、不思議と自然の多いところへ行ったり、芝生の上を裸足で歩いたり、自然の地面に手で触れてみたりした日は、結構よく眠れているのです。近くの川沿いや緑の多い公園、遠出できる元気があれば山沿いなどに行ってみるのも良いでしょう。

この、素足や素手で直接大地に触れることで健康になろうという考え方をアーシングというそうで、書籍も出ているようです。

earthing.jp

好きなこと、心が欲することをとにかくやる

結局のところ、この姿勢が最も重要なのだと思います。自身の心の声に耳を傾け、心が素直にいまここでやりたいこと、直感的にやろうと思っていることを素直にやってみましょう。そうすることで、自分の心と身体にたくさん栄養を与えましょう。私も、体調が比較的良好な日に突然思い立って電車で日帰り温泉に行くなど、自身の心の声にしたがって行動することを心がけています。休職している負い目、家族や周囲の人への負い目などを感じてしまうこともあるとは思いますが、負い目を感じる必要はありません。あなたは、いつも他人の意向を優先して自分の意思を後回しにしてきたのではありませんか?私自身がそうでした。いまこそ、自分自身に目を向け、いたわり、大切にすることを取り戻すときです。

まとめ

この記事では、副腎疲労症候群による休職の方法として心療内科に通院する方法があること、休職中の過ごし方で役に立ったことなどを紹介しました。私自身、副腎疲労症候群になってみてよく思うのは、副腎疲労症候群は、長年にわたって大切にしてこなかった自身の心と身体からのSOSのようなものだということです。自身の心と身体をいたわり、大切にすることが、副腎疲労症候群の回復につながると思います。

また、長年の蓄積による症状のため、治るのにもやはりそれなりに時間がかかるということも心に留めておいたほうが良いと思います。「医者も知らないアドレナル・ファティーグ―疲労ストレスは撃退できる!」には、治るまでに「短くて三ヶ月かかり、最長で二年かかる場合もある」と書かれていますが、私の経験からすると、「3カ月で治るのはほぼありえない。最低でも1年はかかる」という印象です。1年はかかるものだと思っていれば、「まだ良くならないな」、「いつになったら復職できるのだろう」と気に病まずにすみます。家庭や仕事などさまざまな事情はあるとは思いますが、自身を大切にしながら、焦らずに気長に治していくことがポイントと思います。